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森浦農場で生産しているじゃがいもと、町内産で雪室貯蔵し販売しているじゃがいもの種類です。

じゃがいもは南米アンデス山脈の南部に位置するチチカカ湖の畔が発祥といわれています。16世紀、スペイン人によりヨーロッパにもたらされ、日本には1600年ごろにジャカルタ港からオランダ船で長崎に運ばれてきました。江戸時代には幾度となく飢饉を救った記録が残っている日本人にとって重要な食料です。ちなみに平成20年は国際ジャガイモ年でした。

品種の特性については「旭屋出版MOOK・じゃがいも料理大全」じゃがいも品種小辞典を一部参考にしました。この「旭屋出版MOOK・じゃがいも料理大全」p93〜p95には、当農場の記事もありますので見てくださいね。

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男爵薯(だんしゃくいも)

日本のじゃがいもの代表品種。明治41年、函館の川田龍吉男爵がイギリスから導入した数種類の種いものうちの一つで、川田男爵にちなんで男爵薯と呼ばれるようになった。単に「男爵」と呼ばれることも多く、全国で栽培され、じゃがいもの代名詞とされることもあるほど。
球状で、皮は黄白色、身は白色、目が深い。
でんぷんが多く、ほくほくした食感がなによりもの特徴。粉質で煮くずれしやすいが、粉ふきいも、マッシュポテトやコロッケなど、さまざまな料理に向いている。

※出荷しているのは芽室町内産です。(営農計画の都合により当農園では作っていません)

メークイン

男爵薯に並び日本のじゃがいもの代表格。ねっとりした食感で人気がある。低温で保存すると甘みが増し、しっとりした食感になる。名前は春(5月)の女王にの意。大正初期にイギリスから日本に導入された。
光に当たると緑化しやすく、疫病に弱いなど栽培が難しい品種で、イギリスでは現在栽培されていない。
長い卵形、皮は淡黄色、身は気白色、目が浅く少なくつるりとしていて皮はむきやすい。
きめ細かな粘質で、煮くずれしにくく、煮物やカレー、シチューに向く。油で揚げる料理には適さない。


北あかり

収穫後に肌の粗が強くなる傾向があり、外観が悪いことがあるが、カロチン・ビタミンCを豊富に含み、味がよい。
球形で、皮は黄白色、目は赤紫色、身は黄色。
調理後の黒変はない。粉質でホクホク感が強いが、男爵より煮くずれしやすい。サラダ・蒸しいも・粉ふきいも・スープなどに向く。煮込む料理・油で揚げる料理には適さない。


さやか

ジャガイモシストセンチュウ抵抗性を持つ青果用品種を目標として「ペンとランド・デル」と「R 392-50」を交配・育成され、1998年に品種登録された。収穫後、光に当たっても緑化しにくく、えぐみが少ない。
卵形、皮は白くなめらか、目が浅くて少ないのでむきやすい。身は白色。
粉質と粘質の中間で、煮くずれは男爵より少なく、やや水っぽい。調理後の黒変が少なく、淡泊な味はサラダに最適。蒸し・煮にも向く。油で揚げる料理には適さない。

 


とうや

1995年品種登録。大いもの揃いが良い。ビタミンC含有量が多い。
大型の球形、皮・身とも淡い黄色、目は浅く少ない。
やや粘質、ごくなめらかで舌触りがいい。皮むき後の褐変・調理後の黒変とも少なく、煮くずれしにくい。味にくせがないので煮物、スープ、サラダなどに向く。油で揚げる料理には適さない。


ホッカイコガネ

1982年に品種登録された、フライドポテト用品種。フライドポテト用だが、品質や味がよいため、北海黄金・黄金メーク・コスモメークなどの名前で青果用としても出ている。
長い楕円形、皮は淡い褐色、目は浅い。身は黄色〜淡い黄色。
フライドポテトに味、色とも最適の品種。やや粘質で煮くずれしにくく、煮物やサラダにも。


インカのめざめ

アンデス地方の、独特の味、香り、食感を持つ小粒種を日本の栽培条件に合わせて改良した品種。芽が出やすいが、低温貯蔵すると甘みが強まる。
皮は黄褐色で、目の周りが紫色、目は浅い。カロテンを多く含み、身の色はオレンジ色に近い濃黄色。
中間質からやや粘質で、舌触りはごくなめらか。ナッツや栗に似た風味がある。煮くずれが少ないので煮物に適し、ポテトチップやフライドポテトにも向く。皮むき後の褐変・調理後の黒変がなく、鮮明な濃黄色を保つので菓子にも適する。

 


インカのひとみ

「インカのめざめ」の自然受粉種子の中から選抜したもの。「インカのめざめ」より一個重がやや大きく、収量性も優れている。
形は倒卵形、皮は淡い赤、目の周辺は黄褐色、カロテンを多く含み、身はオレンジ色。
中間質からやや粘質で、舌触りはごくなめらか。ナッツや栗に似た風味がある。煮くずれが少ないので煮物に向く。皮むき後の褐変・調理後の黒変も少ないので、美しい色を活かした料理にも。


インカパープル

アンデス地域の、皮、身とも濃い紫色の品種を日本の栽培条件に合わせて改良。形は小さめで、収穫量が少なく、栽培が難しい。
楕円形、皮、身とも紫色。皮と身の間は白く内部が紫色。目は浅い。
水煮すると煮くずれをおこし、蒸すと粘りが強くなるのが特徴で、独特の香りがある。皮むき後の褐変は少ないが、調理後の黒変はやや多い。ポタージュ、サラダ、ポテトチップに使うと色の特徴が活きる。

 


レッドムーン

株式会社サカタのタネが品種育成し、1991年に品種登録された。芽が出やすい特徴がある。
長い楕円形、皮は赤、身の黄色、目は浅めで表皮は滑らか。
粘質で煮くずれしにくい。くせがないので味付けがしやすい。フライドポテトは少し水っぽい食感になる。皮むき後の褐変・調理後の黒変ともにきわめて少なく、加熱により黄色が濃くなるので、色合いを活かした料理に。

 


シャドークイン

同じ紫色の「キタムラサキ」「インカパープル」よりもアントシアニン色素が多く、またこれらより味が良い。深い紫色とは逆に花は涼やかな白。
長い楕円形、皮、身とも濃い紫色、目は浅い。
煮くずれしやすいが、調理後の黒変が少ない。鮮やかな色を活かしてお菓子づくりや、濃黄色と白色の種類と一緒にポテトチップやフライドポテトにするとカラフルな彩りが楽しめる。


断面の比較

販売しているじゃがいもたちの断面を並べてみました!
微妙な色や質の違いをご覧ください。